帯広建管は、ピウカ川広域河川改修の一環で堤防4.1kmに天端舗装を施す。2023年度は延長1128mが対象で、舗装面積は3580m²。市街地区間の河川利用に配慮し、粘り強い堤防を整備する。
ピウカ川は、芽室町内を流れ、十勝川に合流する1級河川。延長20.3km、流域面積25.8km²となっている。合流点から上流7.5kmは、1973―99年に改修を終えている。
舗装を終えた十勝川の堤防に合わせ、安全性を高める。今回整備するのは、起点の十勝川合流点からJR根室本線鉄橋までの区間にある堤防。現時点で高波被害などは起きていないという。
23年度は、十勝川合流点から国道元村橋までの延長1128mが対象。このうち1工区は公告済みで、6月29日に制限付き一般競争入札する見込みだ。天端舗装は26年度の完了を目指している。
16年夏の台風で、計画以上に水位が上昇。改修区間上流の19haが浸水した。建管は治水安全度向上を目的に、19年度にピウカ川の調査設計に着手した。