七飯町は2024年度、七飯中長寿命化改修に着工する計画だ。校舎棟の外壁や屋根、屋体のアリーナ床などを対象として想定。単年度か2カ年での施工を構想している。24年3月まで現況調査と基本・実施設計をし、改修内容や事業費を詰める。

築40年以上が経過した七飯中。外壁などで劣化が進む
本町6丁目9の1にあり、2棟構成の校舎棟(RC造、2階と3階、総延べ4921m²)は1976年、屋体(RC造、平屋、延べ1385m²)は77年に完成した。校舎棟は外壁や屋根が老朽化し、一部で雨漏りが発生。内装の劣化も目立つ。屋体は床が傷んでいるほか、電気設備の能力が低下している。
これらを改修して長寿命化を図る計画で、暖房設備の更新や冷房設備の導入も含めて内容を検討する。
施設の耐力度など現況に関する調査と基本・実施設計を4月に一括で指名競争入札し、北匠建築設計が2298万円で落札した。
順調に進めば、24年5月ごろに一般競争入札し、定例町議会で承認を得て着工する方針だ。