消化ガス移送管など
旭川市水道局は、下水処理センター内の配管更新の初弾工を7月下旬に一般競争公告し、8月下旬に入札する予定だ。2カ年をかけて消化ガス移送管170m、処理水管370mを更新する計画で、3億7500万円の総事業費を試算。2023年度予算では初年度分の2億8000万円を措置している。
神居町忠和287にある同センター内に設置された場内の配管が老朽化しているため更新する。消化ガス移送管は汚泥のかさを減らす消化タンクで発生したメタンガスを、硫化水素を除去する脱硫装置まで移送する管となっている。
下水処理を終えた処理水については、水処理棟や脱水機棟の機械用水などとして処理センター内で再利用。処理水を送る管路も更新する。
消化ガス移送管は口径250mmのステンレス鋼管で約170mの更新を予定。処理水管は水配管用亜鉛メッキ鋼管、口径200mmで約130m、300mmで約240mを取り換える。
23、24年度に単年度ずつ発注して2カ年で整備を終える。2億8000万円の予算を初年度分として措置しているが、国費の配分を勘案して整備延長を固める考えだ。