施工費は約5億円、ひかり野防災備蓄倉庫の数倍規模
北見市は、防災備蓄倉庫の新築を計画している。規模は、ひかり野防災備蓄倉庫(S造、平屋、延べ180m²)の数倍程度で、2階建てとする見込みだ。施工費に約5億円をみていて、2024年10月ごろに入札する。分割で発注するかを含めた発注方法は、今後検討する。工期は25年度末までで、26年度当初の供用開始を予定している。

ひかり野防災備蓄倉庫
市は、公的備蓄物資の倉庫として、速やかに物資を供給できる分散備蓄倉庫を小中学校などに整備している。また、市内全域の避難所へ物資の補充を図る集中備蓄倉庫をひかり野に設けている。
ひかり野防災備蓄倉庫は07年に完成し、既に物資の収納は限界を迎えている。今後起こる可能性のあるさまざまな有事に備え、さらに物資を蓄える必要があると判断し、新たに集中備蓄倉庫を設ける。
新しい倉庫の建設地は、北見芸術文化ホール近くの市有地である泉町1丁目23。同地はひかり野に比べ、市内中心部にも近く機動性のある物資供給が可能。また1000年に一度程度の大雨でも浸水被害がないとされる場所に位置している。
基本・実施設計は一括で北海道建築設計監理・エフ設計工房共同体に委託。業務期間は24年8月末まで。
新たな倉庫は延べ床を数倍程度に広げる見込み。新倉庫の供用開始後もひかり野防災倉庫は、水害時用の土のうなどを収納する倉庫として活用する。