北海道開発局は、2014年度第4四半期(1―3月)の発注見通し(工事情報)を公表した。15年度の年間維持除雪や発注者支援業務のほか当初予算の繰り越し、翌債などが含まれる。未公告のWTO対象工事は、札幌開建の北島排水機場と新千歳空港A滑走路舗装改良の2件。一般土木は15年度分も合わせて37件となっている。
今回は、14年度当初予算分のほか、工期の関係で年度内に公告する15年度の年間維持除雪や区画線、照明維持などの工事と発注者支援といった委託業務が中心。14年度分は翌債工事などで、一般土木は12件となっている。
各開建では、今回公表になった以外にも発注準備が整った工事や業務があれば、随時追加公表するとしている。
14年度当初分を見ると、一般土木は、A等級が札幌と旭川で各1件、A・B等級が札幌で2件、帯広で1件、B等級が網走と帯広で各2件、札幌で1件、B・C等級が札幌で1件など。未公告分の主な工事は、札幌の452号桂沢ダム8号橋A2橋台(B・C等級)、帯広の中鹿追地区中鹿追北東工区区画整理(A・B等級)など4件となっている。
一般土木を事業別で見ると、農業が最も多く札幌4件、帯広2件、旭川1件の計7件。河川は網走の2件、道路は札幌の1件など。舗装は函館開建を中心に5件を3月までに発注する予定で、ほとんどが公告済みだ。
これらのほか、工期の関係で年度内に公告する予定の15年度分工事が一部含まれている。
9日にも閣議決定される補正関連工事は2月にかけて順次公表される見通しだ。