2014年11月の道内建築確認件数は前年同月比18.1%、335件減の1516件となった。木造住宅が中心の4号が20.7%減の1155件、学校や病院などの特殊建築物と200m²を超える木造以外の1―3号が8.3%減の361件でともにマイナスとなり、10カ月連続で減少。特定行政庁10市は、小樽や帯広など4市で1―3号が微増となったものの、全体で1000件、23.4%減となった。
道建設部建築指導課がまとめた建築確認済み件数を基に集計した。11月は全受付機関で振るわず、前年同月を上回ったのは限定行政庁17市町、総合局・振興局6カ所で、特定行政庁はゼロだった。
特定行政庁は、1―3号が248件(10.7%減)、4号が752件(26.8%減)の内訳。
最多の札幌は1―3号が142件(18.3%減)、4号が368件(23.7%減)で、500件を切った09年に次ぎ、過去5年で2番目に少なかった。
1―3号を見ると、小樽で14.2%、釧路で18.1%、旭川で11.1%、帯広で36.3%それぞれ増加している。
4号のみ受け付ける限定行政庁は38件の恵庭、34件の石狩など17市町、総合局・振興局は36件の十勝、27件の胆振など6カ所でそれぞれ増加し、減少幅を1桁台に抑えた。
延べ床面積別の件数は、30m²以内が56件、30m²超100m²以内が239件、100m²超200m²以内が932件、200m²超500m²以内が195件、500m²超1000m²以内が52件、1000m²超2000m²以内が28件、2000m²超1万m²以内が11件、1万m²超5万m²以内が3件。
戸建て以外の3階建て木造建築を見ると、共同住宅が22件、共同住宅以外が16件あった。
これで1月からの累計は前年同期比14.5%、2786件減の1万6411件となった。1―3号が4134件(4.7%減)、4号が1万2277件(17.4%減)の内訳だ。