札樽道手稲ICの小樽方面乗り口新設が16年春にも着工

2015年01月22日 19時39分

 東日本高速道路道支社は、札樽自動車道手稲ICへの小樽方面乗り口レーン新設の2016年春着工を目指している。総事業費8億7300万円、工事費4億500万円を投じる計画がいよいよ動きだす。

 札幌市手稲区富丘にある手稲ICは札幌方向との乗り降りしかできない形状のため、前身の日本道路公団道支社が2000年度、小樽方向への乗り口レーン整備に着手。

 しかし道路関係四公団民営化に伴い、東日本高速道路は有料道路ネットワーク整備時期を再検討。小樽方向への乗り口レーン新設は継続調査に切り替えられていた。

 その後、札樽道の延長に当たる北海道横断自動車道小樽―余市間の供用開始が18年に決まったことを受け、事業を再開。同区間開通に合わせて乗り口レーンを供用できるよう、14年度から地形調査や詳細設計に取り掛かった。設計完了までには2カ年を見込んでいる。

 ICに接続するランプは延長300mで計画。幅員は小樽方向に向かって左路肩2・5m、車道3・5m、右路肩1mの計7mとなる。このうち市道手稲山麓線交点から料金所までの40m区間については、札幌市が整備を担当する。

 事業費の内訳は、工事費4億500万円、用地費・補償費2億5300万円、その他調査費など2億1500万円。15年度以降の残事業費は、7億6000万円に上る。

 扱いが未定となっている小樽方面からの降り口について、担当者は「降り口を造るには、現在戸建て住宅や公園がある地区を用地買収する必要があるが、地元から建設要望も出ているので、今後の交通量調査の結果を踏まえて検討していきたい」と説明。将来的なフルインターチェンジ化に含みを持たせている。


関連キーワード: 土木 大型 道路

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

北海道建設新聞社新卒・キャリア記者採用募集バナー
  • web企画
  • 日本仮設
  • 東宏

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

都市型ロープウエー路線3案 石狩市の軌道系交通事業
2023年11月24日 (37,644)
石狩市が23年度に都市型ロープウェー導入調査へ
2023年04月10日 (2,787)
ソフトバンク、苫東柏原にデータセンター 事業費は数...
2023年10月19日 (2,087)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,868)
おとなの養生訓 第126回「なぜ吐くのか」 空腹時...
2017年12月22日 (1,692)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。