函館空港ビルデング(函館市高松町511、東陽一社長)は、国際線ターミナルビルの改修を検討している。利用客の増加を受け、待合室やロビー、免税店などの拡充を図り、利便性を向上させる。今春をめどに改修計画をまとめ、早期の整備を目指す。
同空港の国際線は、2013年秋から台湾のエバー航空と復興航空が定期便の運航を開始。14年冬には中国・天津やマレーシア間のチャーター便も運航され、14年の国際線利用客数は16万人超の過去最多を記録した。エバー航空が毎日運航するなど、今後も増加が予想されている。
現在の国際線ターミナルビルは、1階ロビーとチェックインカウンター部分が合わせて389m²、出入国審査スペースは758m²。狭あい化しているロビーをはじめ、入国審査ブース、1、2階の出国待合室(計331m²)、免税店(81m²)などの拡張を考えている。
関係機関と調整の上、今春にも計画を固める。同社は「拡張に向け、数パターンを検討している段階。狭あい化を解消し利便性の高い施設にしたい」と話している。