札幌市建設局は、冬季の交通障害が発生しやすい3・4・198新琴似3番通の拡幅整備で、2017年度に起点の琴似栄町通側から着工する予定だ。総事業費は約30億円、うち工事費には3億7000万円を見込む。
同路線は、琴似栄町通を起点に新琴似通までを結ぶ延長980m。主要バス路線になっているが冬季は渋滞が発生しやすく、堆雪スペースの確保による円滑な通行環境実現が求められている。
現況幅員は車道6m、路肩両側各0・75m、歩道両側各3・5mの計14・5m。今回、車道幅員は変えず、路肩を各2m、歩道を各5・5mにそれぞれ広げ、全体で21mを確保する。
1996年度に都市計画決定済み。11年度に事業着手し、これまで基本設計や用地買収を進めてきた。
15年度は起点側320m区間の実施設計を予定。16年度には水道管や下水道管、ガス管など地下埋設物の移設・新設を進め、17年度の本体着工に備える。
整備後の計画交通量は1日当たり7000台、うち大型車は441台を想定している。