総工費662億円の北1西1再開発ビルが本格着工-現地で起工式

2015年02月03日 19時13分

 総工費662億円を投じる巨大再開発が本格着工―。札幌創世1・1・1区北1西1地区市街地再開発組合(理事長・生島典明副市長)は3日、現地で起工式を開いた。大通西1、大通東1を含む3つの1丁目からなる「創世1・1・1区」の一丁角を占める、最初の大型工事が、2018年3月の全体完成に向けていよいよ動きだした。

 再開発ビルの規模はS・SRC・RC造、地下5地上28階、延べ13万1085m²、敷地面積は1万1675m²。北海道テレビ放送(HTB)や朝日新聞社などが入居する高さ約124mの高層棟と、2300席の高機能ホールやアートセンター、図書館などの公共施設からなる仮称・市民交流複合施設が入る高さ約65mの低層棟で構成する。地下には約430台分の駐車場と、約880台収容の駐輪場を備える。総事業費は約780億円。

 外壁は高層棟、低層棟ともにガラスウオールで整備する。建物には制震構造を採用し、環境や災害時の事業継続性(BCP)に配慮。仮称・西2丁目地下歩道と直結させることで、利便性や回遊性の向上も図る。

 再開発事業の特定業務代行者である大成建設・岩田地崎建設・伊藤組土建・岩倉建設・丸彦渡辺建設共同体が施工を担当。設計は日建設計・北海道日建設計共同体で進めた。

 組合地権者は札幌市、パーク24、明治安田生命、HTB、朝日新聞社、札幌振興公社、北海道熱供給公社の7者。

 1月9日付で権利変換計画認可を受け、同16日に特定業務代行者と工事請負契約を締結。解体工事と並行しながら、施設新築に向け山止め工事を進めてきた。

 関係者62人が出席した起工式では日建設計の亀井忠夫社長がカマ、上田文雄市長と生島副市長がクワ、大成建設の山内隆司社長がスキを入れ、玉串をささげて工事中の安全を祈った。

 構想から約20年を経てようやく本格始動した大型再開発。今後控える大通東1地区などの都心部再開発にも弾みがつきそうだ。


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