室蘭開建が室蘭新道高架橋区間の下部補修に着手へ

2015年02月05日 19時26分

 室蘭開建は、36号室蘭新道の高架橋区間2100mの下部補修に取り掛かる。初弾となる仲町高架橋の補修は、2014年度ゼロ国債で措置し、一般競争で近く公告、鋼桁補修や支承更新、塗り替えを予定する。15年度以降も緊急性の高い箇所から進める考え。08年度から実施する上部の補修は、御崎ランプの完了で事業を終える。

 1981年度に全線開通した総延長8280mの室蘭新道は、室蘭市輪西町から山手町までの約4000mが自動車専用道路区間。うち2100mを高架橋部分が占め、伸縮装置や地覆、中央分離帯基礎の隙間から雨水が浸透し、主桁の鋼材腐食や床版コンクリートの劣化が進んでいる。

 07年9月には、高架橋からコンクリート片がJR室蘭本線に落ち、走行中の列車に当たる事故が発生。同開建が調査した結果、放置すると状況が深刻化する恐れがあると判明した。

 08年度から、橋長が300mの輪西、700mの仲町、350mの瑞之江、450mの御崎、300mの母恋の5橋のほか、本線と道道、市道をつなぐアプローチ部分、本線をまたぐ御崎ランプ60mで上部補修を開始した。

 上部のコンクリート劣化や鋼材腐食を食い止める工事を先行。地覆や中央分離帯は縁石を撤去した上で、床版コンクリートと一体で表面含浸材を塗布し、撤去したガードレールを再度設置する。並行して伸縮装置の交換、床版防水、排水桝の補修も実施している。

 上部補修はほぼ終えており、08―14年度の投入額は約21億2100万円。上部で残るのは、本線をまたぐ御崎ランプの地覆、伸縮装置、床版防水のみ。ランプ橋の下をJR室蘭本線が通るため、所管するJR北海道と協議中だ。

 下部の支承更新や鋼桁補修、塗り替えは手付かずだったが、本年度実施した高架橋の点検結果がまとまり、初弾となる仲町高架橋を発注することにした。一般土木B等級を対象に、工期11カ月、工事額は1億―2億5000万円で考えている。

 残る4橋の高架橋やアプローチ部分なども老朽化が進み、対策が求められているため、15年度以降、緊急性を勘案して補修に入る。


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