道産そば加工の新会社がが苫東に製粉・加工工場-年産5000t目指す

2015年02月16日 19時18分

 道産ソバの加工を目的に設立された新会社、北海道そば製粉(本社・苫小牧)が、苫小牧市柏原の苫東工業地域に製粉・加工工場を新設することが16日、分かった。今春着工し、年内の完成を目指す。総事業費は9億円。事業費の一部を、北海道銀行などが組成する道銀アグリビジネスファンドからの出資で賄う。

 松島永典社長が同日、札幌市中央区の道銀本店で記者会見した。工場は3階建て、延べ3000m²の規模で、年間5000㌧の生産を目指す。深川市の湯内農場などから原料を調達し、全国で販売する。製粉事業国内最大手の日穀製粉(本社・長野)から販売面のノウハウを得る。

 着工時期について松島社長は「5月前後を予定している」と説明。施工業者については「設計が終わり次第決めたい」とした。近く工場建設用地5000m²を取得する。

 北海道そば製粉は、道内で生産されたソバを道内で製粉・加工することを目的に、1月末に設立された。道銀アグリビジネスファンドと湯内農場、日穀製粉が共同出資する。道銀アグリビジネスファンドからの出資は今回が初めて。

 総事業費9億円のうち2億円を出資で調達し、残りの7億円は道銀や八十二銀行(長野)など地域再生・活性化ネットワークに加盟する銀行9行からの融資で賄う。


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