国立病院機構北海道がんセンター(札幌市白石区菊水4条2丁目3の54、近藤啓史院長)は10日、同センター全面建て替え整備の基本実施設計・工事監理業務を公募型プロポーザルで公告した。参加表明書の受付期間は11日から25日午後5時まで。技術提案書の提出は4月3日から5月15日午後5時までとなっている。
札幌市白石区菊水4条2丁目にある現センターは、敷地面積1万5633m²、建物延べ3万5614m²の規模で、病床数は一般520床を構える。
築後30年以上が経過し、駐車場も手狭なことから改築を計画。市道を挟んで南西側隣接地を取得できたため、地下鉄菊水駅が近く利便性の良い現在地で建て替えることにした。
業務内容は基本実施設計、工事監理の全て(建築・設備・外構・その他を含む)。履行期限は2021年12月28日。
参加資格は、厚生労働省の建築関係コンサルA等級に格付けされ、本道地域の競争参加資格を持つ単体企業。設計業務の管理技術者として配置する者は05年度以降、280床以上の病院新築の実施設計について、管理技術者か主任担当技術者として担当した実績を1件以上持つことが必要となる。
工事監理の管理技術者は05年度以降、140床以上の病院新築の工事監理について、管理技術者か担当技術者として担当した実績を1件以上持つことが条件。設計業務の管理技術者と工事監理業務の管理技術者は同一者でも良い。
設計業務の主任担当技術者は05年度以降、140床以上の病院新築の実施設計について、管理技術者か主任担当技術者として担当した実績を1件以上持つことが求められる。
参加表明書は土日、祝日を除く午前9時から午後5時に、同センターへの持参か書留郵便(25日午後5時必着)で受け付ける。
北海道がんセンターは1999年の国立病院再編見直しに伴い、道内のがん基幹施設として位置付けられ、がん分野における診療・研究・教育研修・情報発信で先端的な役割を担っている。