道農政部は、2014年度補正予算に盛り込まれた、強い農業づくり交付金で実施する5事業の概要をまとめた。事業費ベースの総額は119億6600万円に上り、ようてい農協はニンジンの集出荷貯蔵施設を京極町内に整備する。入札は全て一般競争で実施する予定だ。
同交付金は、農協や市町村などが整備する共同利用施設と卸売市場施設が対象。農林水産省は14年度補正予算に国費ベースで176億円を盛り込んでいる。
ようてい農協と斜里町農協がニンジンの集出荷貯蔵施設を建設するほか、日本甜菜製糖は江別市内に種子種苗生産関連施設を設置する。
事業概要は次の通り。(カッコ内は対象となる作物名)
◇石狩▽日本甜菜製糖(テンサイ)種子種苗生産関連施設=元種子洗浄装置、造粒装置、乾燥装置、粒径選別装置
◇後志▽ようてい農協(ニンジン)集出荷貯蔵施設=ニンジン洗浄選別施設、建物1棟、外構ほか
◇オホーツク▽斜里町農協(ニンジン)集出荷貯蔵施設=ニンジン洗浄選別施設、洗浄選別設備、予冷設備増強▽女満別町農協(テンサイ)共同育苗施設=建物1棟、ポット詰め装置ほか
◇十勝▽芽室町農協(小麦・豆類)穀類乾燥調整貯蔵施設=建物1棟、荷受け・貯留・調整設備、搬送設備増強