道の15・16年度格付け、一般土木A1に道内11者が昇格

2015年03月17日 19時17分

 道の2015・16年度入札参加資格で、一般土木の資格者数は前回(13・14年度)当初に比べ、3.5%減の3163者となった。道内業者の総合評定数値トップは岩田地崎建設の1578点で、経営事項審査をベースとする客観点も1460点で同社が最高。主観点に当たる技術社会点の最高は草塩建設の169点となっている。A等級で最上位のA1は道内66者で2者増え、うち11者がA2から昇格した。一方、総合評定数値1175点以上でA1の基準点に達したものの、事前の申し出によりA2に区分されたのは20者減の63者となっている。

 一般土木の有資格者数は、道内が3.5%減の3003者、道外が4.2%減の160者。総合評定数値の最高は大林組の2069点で、前回から33点下がった。道内業者の平均点は、総合評定数値が820点で22点アップ。このうち客観点は20点上昇の778点、主観点は2点アップの42点となっている。

 最大で215点が与えられる主観点は、最高だった草塩建設に次いで中塚建設が165点。これに草野作工と永光建設の159点、伊藤組土建の158点などが続く。

 評価項目に新設された「担い手の確保」(配点10点)は592者で加点。「仕事と家庭の両立支援」の項目で新たに加点対象となった北海道あったかファミリー応援企業制度の登録では、201者が3点を得た。

 道内業者の格付け区部別構成比は、A等級が11.6%(前回比1ポイント増)、B等級が21.5%(1.5ポイント増)、C等級が66.9%(2.5ポイント減)。A等級のうち、全道展開できるA1が2.2%(0.1ポイント増)、地域限定のA2が9.4%(0.8ポイント増)となった。

 A等級で総合評定数値がA1の基準点である1175点以上でも、事前に「最上位等級の区分に関する申出書」を提出していればA2に区分される。

 申し出によってA2になった者の総合局・振興局別内訳は、上川と十勝が各9者、石狩7者、日高、宗谷、釧路が各6者、空知と根室が各4者、後志、胆振、桧山が各3者、渡島2者、留萌1者となっている。オホーツク管内で申し出書を提出した業者のうちA1の基準を満たした者はいなかった。

 建管管内別のA1業者数は、室蘭が前回に続いてゼロ、前回ゼロだった稚内は2者となっている。

 道内業者でA2からA1に昇格したのは玉川組、村井建設(釧路市)、田中工業、道興建設、北海電気工事、興和建設、丹羽建設、五十嵐建設、そうけん、藤建設、富士サルベージの11者だった。BからA2への昇格は42者。

 一方で降格したのは、A1からA2が申し出をした4者を含む9者、A2からBが20者となった。


関連キーワード: 北海道庁

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 川崎建設
  • オノデラ
  • web企画

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (2,975)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,349)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,308)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,189)
おとなの養生訓 第126回「なぜ吐くのか」 空腹時...
2017年12月22日 (856)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。