2015年2月の道内建築確認件数は前年同月比4.1%、33件増の844件となり、13カ月ぶりのプラスを示した。学校や病院などの1―3号は特定行政庁、総合局・振興局ともに不調で8.1%、19件減の215件。しかし、木造戸建てが中心の4号は、多くの受付機関で前年を上回り9%、52件増の629件となった。
道建設部建築指導課がまとめた建築確認済み件数を基に集計した。
受付機関ごとの内訳は、特定行政庁の1―3号が1.2%減の167件、4号が0.2%減の418件、総合局・振興局の1―3号が26.2%減の48件、4号が2倍の40件、4号のみ受け付ける限定行政庁は23.9%増の171件だった。
4号は特定行政庁5市、総合局・振興局7地域、限定行政庁20市で増加。1―3号は小樽(25%増、5件)、苫小牧(3倍、12件)、旭川(2倍、18件)などで前年を上回り、4号を含めた全体でプラスとなった。札幌は1―3号で14.8%、4号で9%それぞれ減少した。
延べ床面積ごとに分類すると、30m²以内が19件、30m²超100m²以内が134件、100m²超200m²以内が510件、200m²超500m²以内が109件、500m²超1000m²以内が39件、1000m²超2000m²以内が19件、2000m²超1万m²以内が13件、1万m²超5万m²以内が1件となっている。
1月からの累計は、1―3号が前年同期比19.1%減の381件、4号が0.5%増の1124件。合計は1505件で、5.3%下回った。4号は千歳や北広島、石狩といった札幌近郊の限定行政庁や、総合局・振興局などでプラスを維持している。