札幌市建設局は本格着工を迎える環状通福住桑園通―石山通間約560mの6車線化について、2015年度は2億円程度を投じ、西14―西13丁目の南側290mで電線共同溝を敷設する計画だ。発注時期は夏から秋にかけてを予定している。
環状通は西5丁目樽川通を起点に、反時計回りで創成川通へ至る全長22・65㌔の路線。都市交通マスタープランの骨格幹線道路網「2高速3連携2環状13放射道路」の一つに位置付けられている。
6車線化が計画されている区間のうち、菊水旭山公園通―白石藻岩通間、福住桑園通―西7丁目通間が未整備。このうち福住桑園通―石山通間は04年度に事業着手した。
車道4車線12m、路肩両側0・5m、歩道両側3・5mの計20mある現道を、車道6車線18m、中央帯1m、路肩両側0・5m、歩道両側3・5mの全幅27mに広げる。併せて両側歩道下に電線共同溝を敷設し、電線類地中化も施す。
地下埋設物移設は14年度に福住桑園通交点側からスタートし、15年度も継続。一方、15―18年度は移設を終えた区間から電線共同溝を敷設していく。道路は17―19年度に拡幅改良する予定。全体工事費は約10億円。単年度当たりのピークは17年度で、約3億3500万円を見込む。
全体事業費は約23億円。完成後の計画交通量は1日当たり3万3800台を見込んでいる。