音威子府村は、サービス付き高齢者住宅を想定した高齢者地域複合施設新築の実施設計を7月にも在来型指名競争で発注する。基本設計は直営で進め、終了後に実施設計に取り掛かり、年内にまとめる見通しだ。着工は2016年度を見込み、17年度の供用開始を目指す。総事業費は4億―6億円程度を試算している。
村は高齢化社会に対応し、住み慣れた地域での生活を続けるための場所として同施設を計画。
建設地は村立診療所の北側に位置する音威子府509の88。規模は2階、約1000m²を整備案として想定している。診療所と渡り廊下で接続し、利用者の利便性向上も検討。サービス付き高齢者住宅の入居部門とデイサービス部門、高齢者向けの交流スペースなどを設ける。
入居部門は、20人程度を定員とした高齢単身者と夫婦向けの2タイプを想定し、13―14室設けて短期入所にも対応する考えだ。
15年度予算には、基本設計に200万円、実施設計に2300万円を措置している。