売上DIの悪化続く-北洋銀が1-3月の経営動向調査結果を発表

2015年04月06日 19時30分

 北洋銀行が6日発表した2015年1―3月期の道内企業経営動向調査によると、全産業の業況を表すDIは売り上げが前期から9ポイント悪化しマイナス23、利益は2ポイント改善しマイナス19となった。売り上げの悪化は5期連続、利益の改善は2期ぶりとなる。(初出では「売り上げの悪化は4期連続」とありましたが、5期の誤りでした。お詫びします)

 全道の取引先692社に2月中旬から3月上旬にかけ調査し、63.6%の440社が回答した。売り上げは、昨年4月の消費税増税前の駆け込み需要の反動で悪化。利益は、最近の原油価格の下落や外国人観光客の増加で関連業種の業況が上向き改善した。来期は売り上げが10ポイント改善のマイナス13、利益が4ポイント改善のマイナス15を見込む。

 業種別では、製造業の売り上げが4ポイント改善のマイナス14、利益が8ポイント改善のマイナス17、非製造業の売り上げが14ポイント悪化のマイナス27、利益が1ポイント改善のマイナス19となった。

 製造業では、外国人観光客増加に伴う土産物需要で食料品が売り上げ、利益ともに大幅に改善。木材・木製品は住宅着工減、鉄鋼・金属製品・機械は公共工事減から利益は改善したものの、売り上げは悪化した。

 非製造業は建設、卸売が売り上げ、利益ともに悪化し、ホテル・旅館や運輸の利益が大きく改善した。公共投資減の影響を受ける建設は、売り上げが20ポイント悪化のマイナス23、利益が10ポイント悪化のマイナス26となった。来期もほぼ横ばいでの推移を見込む。

 経営上の問題点として企業からは、原材料価格の上昇、諸経費の増加、売り上げ不振、人手不足との回答が目立った。建設業では人手不足の割合が最も高く、前回から8ポイント低下したものの依然として全体の60%に上っている。

 調査対象の企業からは、外国人観光客の増加や原油価格の下落を経営のプラス要因とする声が多かった。一方、長引く消費税増税の影響や電気料金値上げへの懸念も聞かれた。建設業からは「箱物建築工事が大幅に減少する見通しのため、この先は苦戦を強いられる」「人材面など企業体力を考えるとこれ以上の受注は難しく、利益重視の受注を目指す」といった意見があった。


関連キーワード: 企業 景気動向

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

株式会社クリエイター
  • web企画
  • イイファス
  • オノデラ

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

JR札幌駅前の再開発ビル 延べ42万m²の規模で構想 
2020年07月31日 (4,737)
工事が順調に進展 仮称・苫小牧中央インター線
2020年06月16日 (2,273)
日高自動車道静内―三石間 最短ルートで最大1140億円
2020年07月17日 (1,965)
道内の「開かずの踏切」 対策検討中は残り3カ所
2020年07月13日 (1,549)
ススキノの銭湯を無人ホテルに マッシブサッポロ
2020年07月15日 (1,300)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 会社探訪記new

会社探訪記
地域に根差した企業を不定期で紹介します。

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第188回は「感染対策」。形だけにならないよう、消毒液はたっぷり使い、マスクは鼻までしっかりしましょう。

連載 深掘り

深掘り
地域発展には欠かせない、新技術と それを発展させたビジネスの創出。 〝勝ち〟にこだわる経営者らの発想や アイデアを紹介します。