北海道開発局の2015・16年度第1回経常共同体登録状況がまとまった。総数は60組で前回(13・14年度)定期資格審査直後と比べて半減している。一般土木は38組で27組減少し、舗装は11組に半減。前回は、補正予算が大量に繰り越されて4月の発注量が膨らんだことから、受注意欲の高まりを背景に初回の申請が多かったが、今回は受注環境を見極めようとする動きがあるとみられる。
今回決定したのは、定期資格審査結果を受けて3月11―20日に受理した第1回申請分。一般土木、舗装、維持など6工種を登録した。
工種別に見ると、一般土木のうちA等級が27組を占め、B等級10組、D等級1組となっている。希望部局は札幌が13組で最多。次いで室蘭と帯広が各6組、釧路が5組、函館が4組などと続く。
業者別では、勇建設(札幌)が4組、機械開発北旺(同)と荒井建設(旭川)が各3組、岩倉建設(札幌)、さくら佐藤建設(同)、中山組(同)、新妻組(帯広)、植村土建(新得)、西村組(湧別)、堀松建設工業(留萌)がそれぞれ2組を結成した。
舗装はA等級10組、B等級1組。帯広が5組で最も多く、函館、旭川、網走が2組ずつとなっている。業者別では、大同舗道(札幌)が3組、道路工業(同)が2組を結成した。
3月23―31日に受け付けた第2回申請の決定は13日を予定している。