医薬品卸大手の中北薬品(本社・名古屋)は、北広島市の輪厚工業団地に建設する新工場の施工を清水建設に決め、10日に着工する。面積は延べ約9000m²。2016年5月ごろの完成を目指している。
昨年取得した北広島市輪厚工業団地2丁目の約4万4000m²の敷地に建てる。規模はS造、2階、延べ8983m²。設計も清水建設が担当した。
新工場では、病院や薬局に卸す液体飲み薬を主に製造する。完成は16年5月から6月を予定。試運転を経て17年1月から本稼働するとしている。
道内での工場建設は初めて。災害発生のリスクが少なく、新千歳空港にアクセスしやすいことから輪厚工業団地への立地を決めた。
輪厚工業団地では同じく10日に、食料品卸大手の加藤産業(本社・兵庫県西宮市)が、延べ2万3000m²超の物流センターに着工する。同団地では近年、道内外の企業による工場立地などが相次いでいる。