函館の医療法人がJR新青森駅隣に191床の新病院建設へ

2015年04月08日 19時26分

 医療法人雄心会(函館市石川町331の1、伊藤丈雄理事長)が、青森市のJR新青森駅西側隣接地に延べ1万7000m²の新病院を建設することが分かった。二本柳慶一建築研究所で詳細設計を進めており、5月中に施工業者を決め7月にも着工、2017年春の完成を予定する。

 このほど青森市から分譲地6800m²を約7億円で取得した。雄心会は、同市にある2つの病院(近藤病院、渡辺病院)の事業を承継しており、新病院は老朽化した2つの病院の機能を持った施設となる。

 規模は地下1地上7階、延べ1万6700m²を想定。病床数は191床とする。内科や脳神経外科、呼吸器内科、外科、リハビリテーション科などを置く。総工費約50億円を投じる。

 工期は20カ月を見込み、7月着工の場合、完成は17年3月となる。新病院の完成後、2つの病院施設は解体もしくは売却、転用する方針だという。

 雄心会は、函館市の函館新都市病院など道南各地で病院や老人保健施設を計7施設運営する。新青森駅隣接地での病院建設は、駅周辺の有効活用を目指す市側の求めで実現した。駅に近いことから新幹線利用者の来院も見込んでいる。


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