当麻町は23日付で、木育推進拠点施設整備の事業者選定を公募型プロポーザルで公告した。設計施工一括で、完成後の買い取り方式とする。参加表明書は5月15日まで受け付ける。6月末に最優秀者を選定し、7月2日の基本協定後、実施設計に着手する。8月末に本協定を結んで着工。工期は2016年3月中旬までを見込んでいる。
応募要件は町の入札参加資格を持ち、上川総合局管内に本店を有する単独企業か複数企業で構成するグループ。建築設計、工事監理に関する構成員は道内に本店か本社、支店を有する者とする。
建設地は当麻町6条西4丁目1361の14の約0・8ha。中核施設と木工体験研修施設、木材乾燥施設を整備する。中核施設と木工体験研修施設はW造の平屋建てを基本とするが、混構造や2階建ても認める。
各施設の目安規模は、中核施設が延べ1000m²。ギャラリーや喫茶店舗、遊具広場などを設ける交流部門431m²と、木材加工室や障害者作業場を備える製作部門285m²、事務室などで構成する。
木工体験研修施設は延べ301m²で、木工体験室と研修室4室などを設置。木材乾燥施設は、木材乾燥機と110m²程度の材料庫が収容できる規模とする。
外構は身障者用を含む50台分の駐車場や植栽、外灯のほか、イベント広場など敷地活用の提案を求める。予定買い取り価格は加工機械など指定備品を含む総額5億3000万円。
事業は内閣府に認定された地域再生計画に基づき実施。地域再生戦略交付金の交付決定を条件とする。
技術提案書の提出は6月22日まで。25日の第1段階審査、30日の第2段階審査でコンセプトや地域特性への配慮、維持管理面などを総合的に評価し、最優秀者を選ぶ。
27日午後1時半から役場庁舎で、参加希望者向けの説明会と用地見学会を開く。参加希望者は当日午前10時までに申込書を送付する。
要項や様式は町ホームページから入手できる。受付窓口はまちづくり推進課地域振興係、FAX0166(84)4883。