札幌市が石山穴の沢通拡幅へ6月に地元説明会-測量着手目指す

2015年04月24日 19時10分

 3・4・619石山穴の沢通拡幅を計画する札幌市建設局は、6月にも地元説明会を開く考えだ。了承が得られれば、2015年度中に測量作業をスタートさせる。着工は2018年度を予定。総事業費は約12億円で、うち工事費に約3億円を見込んでいる。

 南区の石山、藤野、簾舞地区は国道230号(石山通)を中心に市街地が形成されているが、東西方向の移動軸は石山通に依存しているため、交通渋滞が課題となっている。

 同局はこの解消に向けて石山藤野通新設と石山穴の沢通拡幅を計画。これらの整備によって石山、藤野両地区を結ぶ230号以外の主要ルートを確保する。

 先行着手する石山穴の沢通では、除雪可能な歩道幅や安心して歩ける歩行者動線、車道の堆雪スペース確保などを目的として、石山通交点から石山3条7丁目までの620m区間を対象に、既存の市道を拡幅する。

 幅員は現況の約9―10mから、車道2車線6m、停車帯両側1・5m、歩道両側3・5mの計16mに広げる。

 15年度に事業認可手続きを進め、16年度から用地買収に取り掛かる方針。18年度から4年かけて工事を進めるスケジュールとなっている。

 一方、石山穴の沢通―藤野1号通間に新設する石山藤野通は整備延長約860m、石山穴の沢通と同じ幅員で計画。区間内の藤野1号通交点付近でオカバルシ川を越えるため、橋梁1基を新設する。こちらは総事業費約16億円と見込んでいる。

 石山穴の沢通の工事が終わり次第、着工できるよう準備を進めていく。


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