函館市は、市営住宅日吉4丁目団地跡地に新設する「福祉コミュニティエリア」について、一体的整備を考えている民間事業者と事前エントリー制で意見交換する。エントリーの受け付け期日は6月30日。意見交換は18日から8月31日まで実施。これらを踏まえて条件を整理し、12月から2016年2月にかけて開発事業者を公募、同3月に協定締結を予定している。
地域包括ケアシステムを構築するモデル的なエリアとして整備。民間の資金やノウハウを活用して住まいや医療、介護、介護予防、生活支援を一体的に提供することを目指している。
エリア計画地は、JR函館駅の北東約6㌔に位置する日吉町4丁目77の124ほか。面積は7・78haあり、今後0・51ha拡大して8・29haとなる見込み。うち道路などの用地は1・61haとなっている。
参加資格は、一体的整備を考えている法人か法人グループ。エントリーシートは市ホームページからダウンロードできる。意見交換の内容はエリア整備・運営体制、機能・施設、多世代交流施設の整備に対する考え方、土地の売買価格や利用、造成、道路・上下水道整備計画、整備スケジュールなど。個別に実施し、必要に応じて複数回行う。
意見交換は公募条件を整理するためのもので、参加しなくても開発事業者の応募はできる。また、参加実績が公募・選定での評価対象にはならない。
問い合わせは受託事業者の北海道二十一世紀総合研究所、電話011(231)3053まで。一体的整備ではないが、参入に関心のある者は別途で対応する。