札幌市の秋元克広市長は8日、就任後初めて道庁を訪問し、市が2026年招致を目指している冬季五輪の広域開催に向けた調整などで、高橋はるみ知事に対し道側の協力を求めた。具体的には副市長人事を含む新体制発足後、6月にも開く道との行政懇談会で協議することを確認した。
秋元市長は「これから良好な関係を築かせていただきたい」と呼び掛け、高橋知事も「気心知れた方が市長になられてありがたく思う」と応じた。
約20分の会談では、1回目の行政懇談会を6月に開催することのほか、北海道新幹線開業や東京五輪などを見据えた観光分野での連携、冬季五輪招致に向けた道と市による事務レベルの協議体設置などを確認した。