弟子屈消防庁舎が16年度に移転改築へ-2000㎡に拡張

2015年05月25日 19時30分

 弟子屈町、標茶町、鶴居村の3町村で構成する釧路北部消防事務組合(組合長・徳永哲雄弟子屈町長)は2016年度、弟子屈消防庁舎を移転改築する。15年度はプロポーザルで実施設計者を決め、2月末までに完了。16年4月の着工、17年4月の供用開始を目指す。外構や既存庁舎解体を含む総事業費に8億円を試算している。

 弟子屈町美里2丁目1の1にある現庁舎(S造、2階、延べ1013m²)は、1981年度に建設。老朽化に加え、約80人の隊員に対して駐車場と講堂が狭いほか、出動準備室がない。消防無線デジタル化の機器が通信指令室に収容しきれないなど手狭だ。

 また、男女別のトイレや個室の仮眠室がなく、女性の隊員や職員を受け入れる環境の整備が追い付いていないなどの課題もある。

 新庁舎は、弟子屈町鐺別475の1で観光用遊覧飛行場跡の町有地2万2696m²に建てる。規模はRC造、2階、延べ約2000m²。課題解決を図るほか、トレーニング室などの訓練設備を充実させる。改築と並行して外構整備を進める。

 現庁舎は隣接する道道の交差点改良に伴い、新庁舎への移転後に解体。移転に伴う補償費などを財源に活用する。

 実施設計は指名型プロポでドーコン、日本工房、山下設計、日本技建、日本都市設計、大建設計、創健社、アトリエブンクの8社に依頼した。29日のヒアリングを経て選定する。


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