国立病院機構北海道がんセンター(札幌市白石区菊水4条2丁目3の54、近藤啓史院長)は、公募型プロポーザルで募集していた同センター全面建て替え整備基本実施設計・工事監理者に石本建築を選定した。今月中旬に随意契約を結ぶ見通しだ。
プロポーザルには石本建築を含め2社が参加。技術提案の内容などを総合的に審査し、同社に決めた。
業務内容は基本実施設計、工事監理の全て(建築・設備・外構・その他を含む)。履行期限は2021年12月28日を予定している。
札幌市白石区菊水4条2丁目にある現センターは、敷地面積1万5633m²、建物延べ3万5614m²の規模で、病床数は一般520床を構える。
築後30年以上が経過し、駐車場も手狭なことから改築を計画。市道を挟んで南西側隣接地を取得できたため、地下鉄菊水駅が近く利便性の良い現在地で建て替えることにした。
北海道がんセンターは1999年の国立病院再編見直しに伴い、道内のがん基幹施設として位置付けられ、がん分野における診療・研究・教育研修・情報発信で先端的な役割を担っている。