道の肉付け補正予算案、単独特対に130億円-景気対策で上積み

2015年06月08日 19時22分

 道は第2回定例道議会に提出する2015年度一般会計の肉付け補正予算案を総額2700億円程度とし、建設関連は投資的事業で単独の特別対策に130億円程度を追加する見込みだ。当初予算と合わせると、特別対策は250億円程度に上り、前年度当初を上回る公算が大きい。国の14年度補正が過去2年に比べて少額だったことを踏まえ、景気対策の一環として上積み措置するとみられる。

 高橋はるみ知事の4期目最初の政策予算。2定補正を当初と合わせると、一般会計は2兆8000億円程度に上り、前年度当初を3%程度上回る見通しだ。

 15年度当初予算は骨格編成で、投資関連予算は公共事業の国直轄事業負担金を15年度上半期(4―9月)支払い分、投資的事業の特別対策と公共関連単独をそれぞれ前年度当初の2分の1とするなど、計上を抑えた。

 肉付け補正では起債事業が対象となる特別対策について、当初予算で抑えた分を盛り込むとともに、単独事業費の確保を訴えた自民党道連の申し入れなどを踏まえて上積みを図り、130億円程度を追加する見通し。当初と合わせると250億円程度となり、前年度当初の246億円を上回るとみられる。

 起債事業外の維持管理などに充てる公共関連単独は50億円程度追加し、101億円だった前年度当初並みとなる見込みだ。国直轄事業負担金の下半期(10―3月)支払い分や建築の新規着工分なども計上する。

 個別の事業としては、建設関連で札医大の付属病院増築と教育研究施設棟Ⅲ改築の着工費を盛り込む見通し。付属病院増築は3カ年、教育研究施設棟Ⅲ改築は2カ年で施工する。

 このほか、知事選の公約で定量目標を掲げた食と観光に関する予算を重点化。食は道産食品輸出額1000億円の達成に向け、シンガポールでの拠点設置や、ロシアへの試験輸送実施など輸出拡大につなげる事業を予算化するとみられる。

 16年3月に開業する北海道新幹線のPRソングを函館市出身のロックバンド「GLAY」に依頼して製作する取り組みを計上するなど、観光予算も増やす見通しだ。

 また、総合局・振興局が市町村などに交付する地域づくり総合交付金が前年度の42億円から若干の上積みとなる見込みで、地方創生の取り組みを加速する。

 高橋知事が11日に肉付け補正予算案を発表した後、16日開会予定の第2回定例道議会に提案する。


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