道が橋梁補修の不調・不落対策で見積もり活用方式を試行

2015年06月24日 19時19分

 道建設部は入札不調・不落対策の一環で、橋梁補修を対象に見積もり活用方式を試行する。網走建管が26日付で制限付き一般競争公告する工事を第1弾とする。見積もりを求めるのは一部の施工歩掛かりとし、公告と同時に依頼。入札参加申請者から集めた見積もりの平均以下で、平均に最も近い歩掛かりを採用する。2015年度はこの1件のみとし、結果を検証して全道的に広げるかどうかを判断する。

 見積もり活用は、標準歩掛かりによる官積算と実勢価格に乖離(かいり)があり、不調・不落が発生している工事で、入札参加申請者から徴集した見積もりを予定価格に反映する積算方式。道内では、北海道開発局が14年2月1日以降公告分から試行導入している。

 改正公共工事品質確保促進法(品確法)は、発注者の責務として、官積算と実勢価格の乖離が想定される場合は見積書の徴集などにより適正な予定価格を定め、できる限り速やかに契約を締結するよう努めることとしている。

 網走建管の橋梁補修工事は、過去に不調が発生していて、今後発注する工事も実勢価格との乖離が想定される。管内では、網走開建が見積もり活用方式を積極的に実施していて、地元業者が同方式に慣れていることに加え、業界からも導入要望が強いことから同建管での試行を決めた。

 対象工事は8月6日に入札する遠軽雄武線(交507―7)局改で、紋別市内の狐沢1号橋を補修する。概算工事費は1400万円。工期は約5カ月。見積もりを求めるのは橋面防水、舗装工、区画線、路面切削、足場工の施工歩掛かりで、材料費は対象外とする。

 手続きの流れは、公告と同時に入札参加申請者に見積もりを依頼する。公告日から最低10日以上(閉庁日を含まない)を見積もり徴集期間として確保。集まった見積もりの平均を算出し、それ以下で平均に最も近い歩掛かりを採用する。

 その後、採用した歩掛かりに置き換えた設計図書を作成。採用した歩掛かりは、入札参加資格の決定と併せて申請者に通知するほか、見積もり参考資料として閲覧室で公表する。通知の翌日から最低6日以上(閉庁日を含まない)が経過した日を入札書の提出期限とし、入札する。

 公告文や入札説明書、特記仕様書には、見積もり活用方式の試行対象であることを明記。試験施工をして、採用した歩掛かりと実際の単価に2割以上の開きがあるか、直接工事費が100万円以上乖離した場合は設計変更する。

 同部は、5月に公表した「公共工事の品質確保に関する北海道の取組方針」の見直し骨子案で、見積もり活用などによる適正な予定価格の設定に取り組むことを盛り込んでいる。


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