開発局が新千歳空港に新誘導路ー国際線用に概算要求へ

2015年06月25日 19時30分

 北海道開発局は、新千歳空港国際線ターミナルビルと滑走路を結ぶ新たな誘導路の整備とエプロンの拡張を2016年度概算要求に盛り込む方針を固めた。離着陸が増えている国際便の混雑解消を目指す。政府が訪日外国人旅行者の目標を2000万人とする20年度ごろまでに受け入れ体制を強化したい考えだ。

 新たな誘導路は、国際線ターミナルビルから南側に伸びて平行誘導路に隣接するデアイシングエプロン付近までの約2㌔を想定。千歳市と苫小牧市との境界付近で交差する構内道路はアンダーパスになる見通し。併せて、現在5機分あるエプロンを南側に数機分を増設する計画で、具体の規模は今後の調査で詰める。

 国際線の駐機エリアは航空自衛隊千歳基地側にあり、滑走路に向かう誘導路は北側の1カ所のみ。滑走路の南端から離陸が多くなる冬季を中心に、航空機は5㌔近い距離を地上走行しなければならない。南側に新たな誘導路ができれば、移動距離が大幅に短縮されるとともに離陸待ちの航空機が減少し、空港内の混雑緩和が期待できる。

 開発局は、整備に向けた調査・設計などの関連費用を16年度概算要求に盛り込みたい考え。予算が認められれば16年度から実施設計に取り掛かる。業務や工事の発注は札幌開建が所管するとみられる。

 新千歳空港の国際線利用者は14年度、前年度比26.7%増の170万1800人に達し、外国の航空会社から乗り入れ要望も相次いでいる。

 これらを踏まえ、国土交通省は1時間当たりの発着回数を増やすなどの検討を開始。土木施設を担当する開発局も航空機の受け入れ拡大と混雑緩和に向け、空港の能力向上を目指すことにした。


関連キーワード: 空港 開発局

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

再開発マップ(札幌版)
  • 東宏
  • 北海道水替事業協同組合
  • 川崎建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

ダクタイル鋳鉄管データ不正 十勝管内にも影響...
2022年01月14日 (5,385)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想...
2021年01月13日 (3,462)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (3,320)
「アイアンショック」の足音 鋼材高値、リーマン前に...
2021年07月15日 (3,211)
冬季は除雪オペレーター 谷組が女性従業員3人を通年...
2022年01月16日 (2,684)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓new

おとなの養生訓
第223回は「感染第6波」。ワクチンの追加接種が広がるまで、対策徹底を。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第16回「吉祥文様で良い一年を」。縁起の良い模様に背中を押してもらうのはどうでしょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第15回「事業拡大と補助者制度」自分以外でもできる仕事を人に任せながら、事業拡大について考えています。