北海道開発局は1日付で、2015年度第2四半期以降の発注見通し(工事情報)を公表した。工事は385件で、前年7月の公表件数より65件少ない。WTO政府調達協定対象工事は未公告3件を含む16件。部局別では、札幌75件、網走48件、帯広47件などとなっている。一般土木は230件で全体の約6割を占めた。委託業務は1017件に上っている。
工事規模が6億円以上のWTO対象のうち未公告は、札幌開建の恵庭北島農業水利北島排水機場機械設備建設(機械設備)、函館開建の函館江差道新亀川大橋上部(PSコンクリート)と、229号新美谷トンネル(一般土木)の計3件。いずれも工事規模が15億―30億円の大型工事で、第3四半期(10―12月)の発注を予定している。
一般土木を等級別に見ると、Aが12件、A・Bが29件、Bが75件、B・Cが51件、Cが20件、C・Dが41件、Dが2件。前年7月公表分と比べ、A、A・Bが減少している一方、Bが大幅に増え、B・Cが横ばいという状況だ。
件数は小樽、帯広、網走で前年度を上回り、旭川、室蘭、留萌で横ばいとなった。舗装は9件少ない41件を予定している。
委託業務は15件の増加。札幌が239件で最も多く、次いで室蘭の137件、旭川の111件と続く。発注形態を見ると、在来型指名競争が半数を超える582件で最多。簡易公募型が169件、簡易公募型プロポーザルが132件、標準型プロポーザルが81件、一般競争が52件などとなっている。