城成建設(本社・釧路町)は、くぎ打ちや裁断、剥離剤塗布を自動で施す型枠加工機を導入した。型枠大工不足が続く中、作業の省力化や加工時間の短縮を図り、需要に応える。
型枠の製作は、くぎ打ちが自動でも、図面に合わせた裁断や剥離剤塗布は人の手で施すのが一般的。この機械を使えば、職長が墨打ちをした後は、自動的に図面通りの型枠が製作できるという。
新生機械(本社・広島)の製品。製作・据え付けに約5000万円の費用を投じた。
田口光浩社長によると、この機械が道内に導入されたのは初めてで「職人の作業時間が減り大幅に時間短縮ができる。高齢化や人手不足の中、5年後、10年後を考えて投資した」と話している。