建管の道道維持などを請け負う事業協同組合や建設会社が組織する全道10の維持除雪業務連絡協議会は、9月に全道組織の北海道維持管理業務連絡協議会を立ち上げる。全道的なネットワークを構築し、道建設部との意見交換などを通じて業務の充実を図るのが狙い。17日に札幌市内で開いた準備会で、管野組(本社・遠軽)の管野伸一社長を準備会長に選出した。
全道組織の設立を呼び掛けた谷組(本社・下川)の谷博之社長は「今月の室蘭・日高地区を最後に全ての協議会ができた」と現状を報告。「10建管の協議会が結束することで、道とさまざまな課題解決に向けた活動ができる」と設立の意義を強調した。
この日の準備会には各地の協議会役員23人が出席した。道路だけでなく河川などの公共土木施設を維持管理する組合や企業が参加する全道組織とすることを確認。ただ、企業数が多いため、各地の協議会が代議員を選出して会を運営する方針とした。
役員は会長、副会長、運営幹事、事務局長、事務局次長、会計監査を置き、会長は管野社長を軸に設立総会までに正式決定することにした。設立総会は9月1日に札幌市内で開く方向で調整している。