新釧路道銀ビル新築の施工者選定へ8月上旬に見積徴集

2015年07月21日 19時34分

 北海道建物(札幌市中央区南3条西6丁目3の2、木谷哲也社長)は、釧路市北大通で計画している仮称・新釧路道銀ビル新築の施工業者を見積もり合わせで選定する。主体、設備一括で道内ゼネコンに指名し、8月上旬に徴集、同月中に決める。地元業者との共同体結成を契約条件にしている。10月1日に着工し、2017年9月30日の竣工を目指す。

 老朽化が進む釧路道銀ビル(釧路市北大通8丁目)の移転に伴う新築で、北大通10丁目2の1ほかの敷地2528m²に建設する。建物の規模はS造、10階、延べ1万1470m²。1、2階の一部に道銀釧路支店、3―7階(延べ5222m²)に市立釧路図書館、そのほかの階にオフィスなどのテナントが入る。

 建物は、自然災害への対応や環境負荷低減を考慮。耐震強度は避難施設と同レベルの1・25倍に高め、津波を考慮して地階は設けず、電気設備は屋上に設置する。非常時に72時間対応する電源設備を設け、LED照明を採用し、高度なセキュリティー対策を図る。基本設計は創建社、実施設計は創建社・ドーコン共同体がそれぞれ担当した。

 供用は17年10月を予定し、図書館の開館は、移転などに時間がかかるため、ビルの供用開始から数カ月後になる見通しだ。

 釧路道銀ビル(RC造、地下1地上5階、延べ7110m²、1965年完成)と立体駐車場は、ビル新築後に解体撤去する方針だ。


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