道内土木3官庁(開建、建管、振興局農業)の2015年7月発注額がまとまった。総額は前年同月比51.9%減の約297億円。開建が47.4%減の約174億円、建管が60.6%減の約96億円、振興局農業が36.5%減の約27億円だった。4月からの累計は前年度同期比42%減の約1220億円となっている。(官庁別発注額の一覧は8月6日付本紙4面に掲載)
開建は、函館が函館空港の滑走路改良を2件契約するなどで発注が膨らみ、前年同月の7・4倍になったほか、小樽や室蘭で大幅増となった。一方で札幌は57%減。旭川は前年同月に発注したサンルダム堤体建設の反動で9割減となった。
建管は、小樽が7割増、釧路が9%増だったほかは、各地で2桁減となった。振興局農業は留萌、胆振、日高、上川、根室、渡島が大幅に増えたほかは前年同月を下回っている。
4月からの累計は、開建が前年度同期比39.9%減の約731億円、建管が43.1%減の約306億円、振興局農業が47.9%減の約184億円と、いずれも4割程度下回っている。