釧路建管が標津海岸の堤防1kmを拡幅ー老朽化で10億円投入

2015年08月06日 19時20分

 釧路建管は、標津海岸堤防等老朽化対策の2016年度着工を計画している。築造後40年以上が経過し、老朽化が顕著な堤防を約1㌔にわたり拡幅して機能回復を図る。事業期間は19年度まで、総事業費は9億7000万円をそれぞれ見込んでいる。

 標津町内で標津漁港海岸と農地海岸茶志骨地区の間にある同海岸は、1960年代後半の築造。74年度に部分補強をした。近年はコンクリートの剥離による内部鉄筋の露出や断面欠損が著しい。

 背後地には生活道路となっている国道244号が走り、沿線には宿泊施設や家屋が密集。海岸保全施設機能回復の要望が挙がっている。

 このため15年度に事業化した。国道244号と272号の交点付近を基点に延長986㍍にわたり、堤防を海側に50㌢拡幅する計画だ。

 堤防前面にある消波ブロックを一時撤去し、その後、現場打ちで拡幅してブロックを戻す。16年度の施工箇所は検討中だが、家屋などが集中している箇所から優先的に整備を進めたい考え。

 15年度事業費は2600万円。地質調査をプラテック、構造実施設計と測量を明治コンサルタントにそれぞれ依頼して進めている。


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