エアウォーターが桑園複合施設建設で年度末に新計画

2015年09月04日 19時02分

 産業ガス大手のエアウォーター(本社・大阪)は、JR桑園駅近くのグループ会社跡地で計画する高齢者複合施設の建設計画を見直す。今後具体的に検討し、2015年度末をめどに新たな計画の中身を決める方針だ。

 4日に札幌市内で行った報道各社との懇談会で、北海道代表の藤田昭専務が明らかにした。

 当初の計画は、エアウォーター物流の本社があった札幌市中央区北8条西13丁目28の敷地に、9階建て、延べ1万2560m²の施設を新設する内容。総工費は38億円で、1階にデイサービスやコンビニエンスストア、調剤薬局、多機能センター、2階から5階に病院と健診センター、6階から9階にサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を入れる方向で検討していた。

 しかし、その後の建築費高騰や共同事業者となる医療法人が決まらないことなどから、計画の見直しが必要になった。建築費は当初から2割ほど上昇しており、事業の再構築が必要になっているという。

 懇談会で藤田専務は「事業実施に向け準備をしているところだが、計画の見直しは避けられない。15年度末までに判断したい」と述べた。

 鹿島などと共に鹿追町で計画する燃料電池自動車(FCV)用水素ステーションの整備事業に関しては、4年後の実証運転開始に向け、設計作業が始まった段階だとした。


関連キーワード: さっぽろ圏 建築

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

  • 北海道水替事業協同組合
  • web企画
  • 東宏

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (3,184)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,497)
交通体系整備を考える会、札幌外周高速道を構想
2023年06月20日 (1,425)
ヒトデ由来成分でカラス対策 建設業界に鳥類忌避塗料...
2019年06月28日 (1,373)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,334)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。