恵庭市は、全体で約2400区画を想定する第4墓園の造成に取り掛かる。現在進めている予備設計が終わり次第、今冬にも1期分の実施設計を外注する。近年の墓所需要状況から、第3墓園は3年程度で貸し付けが終了すると見られることから、引き続き第4墓園を供用できるよう工事を進めていく方針だ。
整備予定地は市道西10線沿いの約13・8ha。既に用地は取得済みで、現在は地元農家に農地として貸し出している。
11月末までの完了を見込む予備設計は、東和コンサルタントが担当している。2008年度の第4墓園整備構想と西島松北地区振興事業計画をベースに、概略設計と全体計画などを策定中。期割り造成や造成地区、利用者負担、市民植樹・緑化計画、墓所の規格など需要予測、第4墓園の供用開始時期などを詰めている。整備構想段階では全体で約2400区画としているが、安価で小さい墓所が望まれていることもあり、予備設計次第で区画数は大きく変動する見通し。
第4墓園のモデルと考えられている第3墓園E―4区画の2m²自由墓所286区画と、埋葬対象1500体の合同納骨塚は、今秋にも供用開始する。