第30回北海道建青会全道大会を記念し、建設ユニフォームのファッションショーが開かれた。モデルの建青会メンバーが建設業のイメージを刷新する個性的で斬新なデザインを披露し、観客から拍手喝采を浴びた。(ファッションショーの様子はe-kensinで後日、動画配信します)
全道大会の節目を記念し、北海道建青会と北海道ドレスメーカー学院(札幌)が共催する「ドレメコンペティション」として企画。同学院のコンテストで73点から優秀作品を決め、提案した女子学生11人が6月下旬から制作を進めてきた。
モデルは建青会を構成する11の地方組織から各1人を選抜。学生が思いを込めて制作したファッショナブルな作業着にふさわしいさわやかな青年ばかり。
モデルは一人一人が特設ステージを歩き、デザイン性や着心地をアピールした。それぞれにテーマがあり、現場を軽やかに動き回れるスポーティーな作業着やカジュアル性豊かなデザイン、機能性を意識したもの、シックな大人の雰囲気が漂う制服調の作業着などが勢ぞろいした。
観客席からはモデルが登場するたびに歓声や声援が飛び交った。メンバーの堂々としたモデルぶりと、次代を担う若き経営者が新たな建設業の世界観を試みるチャレンジ精神に関係者は顔をほころばせた。
作業着はいずれも、学生たちが授業の課題と掛け持ちしながら、放課後や夏休みを利用して縫い上げた。厳しいスケジュールだったが、期日までに引き渡した。
五十嵐龍会長は「びっくりするほどクォリティーが高い。学生の一生懸命さに応える活動をしていきたいと感じた。一人でも多くの若者が建設業に興味を持って建設業が良い仕事だと伝えたい」と力を込めた。
投票による審査の結果、最優秀作品とベストパフォーマンスのモデル1人が選ばれた。懇親会の席上で表彰し、来場できなかった学生には後日、同学院で賞状を授与する。