札幌・狸小路3丁目の再開発ビル建設が始動-組合設立を申請

2015年10月14日 19時18分

 札幌市中央区の狸小路商店街と札幌駅前通の交差部で第1種市街地再開発事業を計画する南2西3南西地区市街地再開発準備組合(河関憲幸理事長)は、札幌市に組合設立認可申請書を提出した。再開発ビルは28階建て延べ約4万3000m²の規模を想定。11月中旬にも認可される見通しで、同月中にも本組合を設立し、実施設計に着手する。施工者の選定方法は競争入札を基本とするが、現段階では選定時期を含めて未定。2016年度に権利変換計画認可を経て既存施設の解体除却に取り掛かり、17年度の本体着工を目指す。総事業費は約240億円。

 ドン・キホーテなどが入居するサンデパートビルを建て替えるもの。

 事業概要案によると、再開発ビルは敷地面積約3700m²にSRC・RC・S造、地下2地上28階、延べ約4万2900m²で計画。6階までの低層階は商業部分が約2万800m²、業務部分が約2100m²。7―28階の高層階に整備する分譲住宅は約1万9200m²で140戸程度。地下1階には750台分を収容する公共駐輪場約800m²を確保する。

 拠点的な交流空間を確保するため地上、地下、屋上にはそれぞれ多目的広場を設けるほか、12月下旬に開業する路面電車のループ化に対応した滞留空間を整備。低層階にはにぎわいを創出する商業機能を配置し、地上と地下の空間を一体的に整備する。

 事業協力者は大京。事業コンサルタントは協同組合都市設計連合、設計コンサルタントはNTTファシリティーズとプランテック総合計画事務所が担当。権利者は、土地所有者と借地権者合わせて14人。

 16年度に既存のサンデパートビルを含む計7棟を解体し、17年度の本体着工、19年度完成というスケジュールを見込んでいる。

 札幌市内では同地区のほか、組合施行で北8西1地区、北3東11周辺地区、北4東6周辺地区でも同様のスケジュールで大型再開発事業が計画されているが、14日時点で市に認可申請を提出済みなのは同地区のみ。

 狸小路商店街周辺の商業施設を含む大通公園以南エリアは、1972年の冬季五輪に合わせて整備された施設が多く、全体的に老朽化が目立つ。同地区の再開発を契機とした、これら老朽施設の建て替え連鎖が期待されている。


関連キーワード: さっぽろ圏 建築

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

地番や用途地域がわかるe-kensinマップにはヒグマ出没情報や不審者出没情報も地図上で確認することができます。
  • オノデラ
  • 東宏
  • 北海道水替事業協同組合

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

▶e-kensinマップにクマ目撃情報の特設ページを公開
2019年08月27日 (8,109)
▶「e-kensinマップ」がオープンしました。
2019年07月17日 (3,473)
札幌・北5西1、西2街区再開発 新幹線駅と一体的ビルに
2019年09月02日 (3,249)
札幌のラフィラ建て替え、12月にも準備組合
2019年08月27日 (2,889)
新幹線高架化に伴い倶知安駅の線路とホームを西側に移設へ
2019年08月26日 (2,247)

連載・特集

連載 おとなの養生訓new

おとなの養生訓
第167回は「高血圧」。合併症で命を落とす危険もある、深刻な病気です。放置せず治療が必要です。

連載 深掘り

深掘り
地域発展には欠かせない、新技術と それを発展させたビジネスの創出。 〝勝ち〟にこだわる経営者らの発想や アイデアを紹介します。