2019年度の全線開通に向け工事が進展―。留萌開建は、深川留萌自動車道留萌市大和田IC―留萌IC間4㌔で橋梁などを施工中だ。事業は郊外から市街地に移り、国道233号をまたぐ留萌大橋の架橋区間では一晩で橋桁を架設するなど、物流や周辺環境に配慮しながら工夫を凝らした工事に取り組んでいる。
深川留萌道は全長49㌔。1992年度に着工し、これまでに深川JCTから留萌市大和田ICまでの45㌔を供用。現在は、大和田ICから232号留萌市堀川町に設置を予定する留萌IC間で整備が進められている。
区間で最大の作工物となる留萌トンネルが15年1月に貫通し、工事はいよいよ市街地に移行。橋梁や土工、法面などが目に見える形で展開され、全線開通が間近に迫ってきたことが実感される。
深川方面から留萌市の入り口に当たる233号では、全長339mの留萌大橋が架橋中。233号をまたぐ支間46mの橋桁を一晩で架設したり、留萌川を架橋する94m区間では河川環境に配慮して既設の橋桁にクレーンを乗せて桁を架設するなど、多様な技術を取り入れながら工事は進行している。