サロマ湖第2湖口埋没対策が16年度から本格化-サンドポケット造成に19億円

2015年11月02日 19時32分

 網走開建は2016年度、サロマ湖第2湖口の堆砂による埋没対策を本格化させる。湖口にある東西の防砂堤2本を各30m延伸するほか、漂砂を捕捉するためのサンドポケット38万m³の造成に事業費19億円を試算。15年度に防砂堤設計や堤内河道の土砂除去を終わらせ、16年度はサンドポケットの掘削に着手する考えだ。

 サロマ湖の東側にある第2湖口は、12年1月の低気圧による波浪により航路内に漂砂が堆積して湖口が埋没した。このため同開建は恒久対策を検討し、防砂堤延伸など埋没を防ぐための施設整備をすることにした。

 防砂堤東側の海岸線沿い300mを沖合40mまで掘削し、漂砂を捉える38万m³のサンドポケットを造成。サンドポケット東端には鋼矢板の仕切りを打ち込み、効率的に漂砂をためる工夫も検討している。

 さらに、湖口東西にある延長100mの防砂堤2本を30m沖合に延伸し、堤高を現在の3・1mから4・4mにかさ上げして、漂砂が航路上に流入することを防ぐ。

 15年度はサンドポケットに着工する予定だったが、冬季にたまった漂砂が流入して5月に再度防砂堤内の河道が閉塞(へいそく)。堆積した9万4000m³を掘削する応急対策を進めたことから、取り掛かることができなかった。

 15年度は河道内土砂の除去を続け、再度埋まらないようにする。また、防砂堤を現施設と同じ2重矢板にするか、函体に改築するかなどの整備方法を設計で固める。

 防砂堤については、漁業関係者らと施工時期や整備手法について協議する必要があるため、サンドポケットの整備を先行。16年度から毎年度10万m³程度掘削し、19年度までに終わらせる予定だ。


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