コメリ(本社・新潟)は、美唄市の空知中央地方卸売市場跡にS造、平屋、延べ5546m²の店舗を出店する。建設に向け用途地域の変更手続きを行っており、予定通り認可されれば、施工業者を2016年2月ごろに決めて5月にも着工し、早ければ同年秋にオープンする。空知総合局が18日に同市で開いた公聴会で説明した。
建設地は美唄市東5条北5丁目の空知中央地方卸売市場跡。民間の地権者が倉庫を解体し、更地になった後に同社が借りる。しかし、現状の用途地域は第1種住居地域で、敷地に面している田畑も第1種中高層住居専用地域であるため、店舗建設には用途地域の変更が必要になる。今後、道の審議会を経た後、美唄市による第2種住居地域、第2種中高層住居専用地域の許可を得て、着工の準備が整うことになる。
公聴会で明らかになった店舗の規模はS造、平屋、延べ5546m²。売り場面積は5180m²。駐車場を132台、駐輪場を15台設ける。ホームセンターという位置付けで、農業用品や建設資材をメーンに扱う。従業員は約40人。このうち、30人程度は地元採用を考えている。防災グッズも取り扱い、地域の防災拠点としての役割も担う。実施設計と工事監理はマキタ設計が担う。
高速道路が近いほか、道道美唄富良野線、道道砂川奈井江美唄線に面してアクセスが良いことから、市内に加え奈井江町、月形町、三笠市などからの集客を狙う。
コメリは空知管内で砂川市にコメリパワーを出店しているほか、岩見沢市にもコメリパワーの建設を計画。完成すれば美唄市で3店舗目となる。