帯広空港ターミナルビルの増築が公告-主体・設備全件ともJV条件

2015年12月21日 19時17分

 帯広空港ターミナルビル(帯広市泉町西9線中8の41、米沢則寿社長)は21日、同ビル増築の条件付き公募型見積もり合わせを公告した。工事は主体、強電、弱電、空調、衛生の5件に分割。参加資格確認申請書は2016年1月12日まで持参で受け付け、見積書の提出は郵送で3月1日午後5時までとしている。その後、最低価格の提示者と協議し3月中に契約を結ぶ。完成は17年3月を予定している。

 同社は国内・国際便の受け入れ体制強化に向けて、300人規模の乗り入れに対応できるよう施設新設を計画した。新ビルはS造、3階、延べ2542m²。建設地は帯広市が所有する現ビルの北側隣接地。1階に到着ロビーや手荷物受取所、2階に搭乗者待合室や固定橋を配置する。北海道日建設計が設計を担当した。

 5件とも共同企業体での参加とし、代表者は帯広市内に本店を置き、対象工事で帯広市の入札参加資格を持つことや、RC造かS造で延べ1000m²以上ある公共建築物の新増改築で対象工事の元請け実績を求める。そのほかの構成員は十勝管内に本店があり、RC造かS造の公共建築物の新増改築で対象工事の元請け実績を条件付けている。

 構成員の数は主体が4社、強電が3社、弱電が2社、空調が3社、衛生が2社とした。

 総合評定値は、建築が代表者900点以上、そのほかの構成員750点以上と設定。ほかの4件は代表者のみに800点以上を課した。

 工事概要書や申請書類は、同社のホームページで公開している。

 ベルトコンベヤーやボーディングブリッジ(PBB)などの専門性が高い工事は別途で発注する考え。


関連キーワード: 商業 建築 空港

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 北海道水替事業協同組合
  • 古垣建設
  • web企画

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (2,992)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,385)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,334)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,267)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (870)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。