建設業の業況は5期連続悪化-北保証10-12月調査

2016年01月20日 19時21分

 北海道建設業信用保証は20日、2015年第4四半期(10―12月)の道内建設業景況調査結果を発表した。地元建設業界の景気を示す業況等の景気判断指数(BSI値)は前期(7―9月)並みのマイナス24・5で、5期連続のマイナスを記録した。来期(1―3月)は若干上向くものの、悪い傾向は続く見通し。

 北保証が道内の建設業者を対象に四半期に1度実施する景況アンケート調査。15年12月に土木、建築、土木建築、設備業者の計251社が回答(回答率90.3%)した。BSI値は「良い」と回答した企業割合から「悪い」と回答した企業割合を引いた数値。

 今期の業況等BSI値は、公共工事の秋枯れを反映して「悪い傾向が続いている」と判断。14年第4四半期からマイナスに転じ、前期は公共工事が低迷した12年第2四半期(4―6月)と同水準のマイナス25・5まで後退していた。

 受注総額BSI値は、官庁工事が著しい落ち込みを見せた前期から改善し、マイナス21と減少傾向が弱まった。半面、比較的好調な民間工事がマイナス8と減少した。

 収益BSI値も大幅な減少から改善してマイナス12・5となったものの、乱高下が続く。資金繰りBSI値は厳しい傾向が継続し、建設労働者の賃金は上昇傾向が続いている。建設労働者の確保は困難傾向が弱まり、資材の調達も容易傾向のまま。資材価格は上昇傾向が弱まった。

 来期は、業況等がマイナス23・5と悪い傾向が続き、収益は14年第2四半期にマイナスに転落して以来、最大のマイナス18・5まで減少すると見込んでいる。

 今期の調査は15年12月初めに実施したため、20日に成立した補正予算への期待を考慮すると、改善傾向が強まる可能性はある。ただ、各事業の予算配分に偏りがあり、予断を許さない状況は続くとみられる。

 経営上の問題点は「受注の減少」が最多で、「人手不足」「従業員の高齢化」の順に多いのは前期と変わっていない。


関連キーワード: 景気動向

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

株式会社クリエイター
  • 東宏
  • 日本仮設
  • 川崎建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

工事が順調に進展 仮称・苫小牧中央インター線
2020年06月16日 (3,011)
コストコ 石狩湾新港に道内2店目を検討
2019年12月12日 (2,141)
道央道で高強度繊維補強コンの試験施工 東日本高速道路
2020年06月29日 (1,829)
明治、札幌工場敷地1.3万m²を売却へ 恵庭に新工場
2020年07月03日 (1,413)
コストコ石狩倉庫店 21年春開業へ
2020年04月24日 (1,159)

連載・特集

連載 サハリン・スケッチnew

サハリン・スケッチ
稚内市サハリン事務所の三谷将所長に、四半期ごとの定期連載で現地の様子を伝えてもらいます。

連載 札幌市新幹部に聞く2020new

札幌市新幹部に聞く2020
4月1日付の人事異動で現ポストに就任した、新幹部4人に今後の抱負などを聞いた。

連載 深掘り

深掘り
地域発展には欠かせない、新技術と それを発展させたビジネスの創出。 〝勝ち〟にこだわる経営者らの発想や アイデアを紹介します。