北斗開発(北斗市中野通3丁目1の36、境勝則社長)は、新函館北斗駅前第1街区の複合施設新築を主体、設備一括して沢田建設(北斗)・今井工務店共同体に決めた。近く正式契約を結び、27日、現地で地鎮祭を行う。北海道新幹線開業から1年後の2017年3月のオープンを目指す。
規模はRC造、6階、延べ約6300m²。1階は北斗市が買い取り、駅舎に併設される市観光交流センターの別館となる。2階以上は、客室100室を有する宿泊スペースで、ホテル業のABアコモ(本社・東京)が運営する。
センター別館は22区画に物販・飲食店、交流スペースなどを配置。小野建業、金沢組など地元建設業の出店も決まっている。2階がホテルのフロントで、客室のほかレストランやフィットネス施設、温浴施設も入る。
建設地の北斗市市渡は市が造成した商業用地5・3haの一画で、駅舎と隣接する一等地。設計は建築設計工房ロゴスが担当した。総事業費は約20億円で、法人設立からおよそ半年での着工となる。