3・2・616屯田茨戸通西茨戸工区の2016年度着工を目指す札幌市は、初弾工事となる仮称・創成川橋の橋台1基を6月1日にも公告する。同月中に開札、7月の着手を予定している。工事費に約4億円を試算。対象等級は土木A1とし、総合評価方式の採用を視野に入れている。
創成川橋の橋長は34・4m、幅員は地覆を含め33m。上部は1スパンの単純鋼合成床版桁で支間長33・4m、下部は杭基礎の逆T式橋台2基とする。高さは左岸側が7m、右岸側が8m。16年度に左岸側の橋台から整備し、17年度は右岸側、18年度は上部を施工。道路改良は17年度以降に橋梁と並行しながら進めていくというスケジュールを描く。
西茨戸工区の延長は1・5㌔。札幌北広島環状線の既存道約410mを活用する以外はほぼ新設区間となる。一般部の幅員は、3・5mの中央分離帯を挟み路肩0・25m、車道6・5m、停車帯2m、植樹帯3m、歩道3mずつの計33mで計画。同工区には事業費約39億円を投じる。
屯田茨戸通全体は西茨戸工区のほか、1・7㌔の屯田東工区、1・4㌔の屯田西工区の3工区に分けて整備を推進。
工期は西茨戸工区が16―21年度、屯田東工区17―22年度、屯田西工区が18―25年度を予定している。