開発局が翌債工事150億円の発注を完了-来週にかけゼロ国ピークに

2016年03月17日 19時22分

 北海道開発局は17日までに2015年度補正予算に占める翌債工事の発注を終え、総額約149億円を契約した。事業別では、農業が8割近くの約116億円に上ったほか、水産が約14億円、道路が約10億円など。翌債の発注を終えた開建では、来週にかけてゼロ国債の契約がピークを迎える。

 翌債工事の開札結果を本紙が集計した。

 15年度追加補正で開発局実施分として、農業農村整備が340億円と全体の約7割を占めたほか、治水81億円、道路43億円、水産21億円、港湾5億円などを盛り込み、事業費の総額は493億円に上った。

 開建別の配分額は札幌120億円、釧路115億円、旭川94億円、稚内40億円、函館32億円、帯広28億円、網走22億円、留萌16億円、小樽15億円、室蘭7億円。このうち、3月までに契約する翌債工事は全道で65件を発注した。

 開建別に見ると、旭川が農業と道路で約43億円、札幌は農業のみで約39億円を契約。このほか稚内が農業と港湾で約25億円、函館が道路など約19億円、釧路が道路と水産で約11億円、網走が約8億円などを契約した。

 このほか旭川などで設計業務を十数件発注している。

 開発局は493億円の追加補正のうち、翌債に200億円程度を計上。残りは16年度に繰り越す方針で、4月以降、16年度予算と併せて執行する。

 一方、開札が始まったゼロ国債は来週にかけて契約のピークを迎える見通しで、翌債工事と一体的に切れ目ない発注を続ける。


関連キーワード: 開発局

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

  • 古垣建設
  • 川崎建設
  • 北海道水替事業協同組合

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (3,193)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,510)
ヒトデ由来成分でカラス対策 建設業界に鳥類忌避塗料...
2019年06月28日 (1,399)
交通体系整備を考える会、札幌外周高速道を構想
2023年06月20日 (1,380)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,350)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。