道建設部は、道議会庁舎建て替えの基本・実施設計を公募型プロポーザル方式で来週にも公告する。RC造、地下1地上6階、延べ1万8900m²の規模を想定している。概算委託費は2億700万円、工期は13カ月を見込んでいる。15日に設計業者を選定する審査委員会の初会合を開き、入札要件を決定する。
道議会庁舎は老朽化が著しく、耐震性も不足しているため現庁舎西側の旧道警本庁舎跡地に建て替える。2018年の着工、20年春の供用を目指す。総事業費は111億円を試算している。
道の施策や道議会改築基本計画を基に、周辺環境との調和やユニバーサルデザイン導入などを図る考えだ。道議会改築基本計画によると、事業費の内訳は建築費79億円、設計費3億円、備品購入費5億円。このほか、付加機能として耐震性確保に10億円、道産の木材やれんがなど地域資源の活用に3億円、ユニバーサルデザインに1億円、ICT導入に5億円、省エネ設備に5億円を見込んでいる。
道は、規模が大きいため、学識経験者を加えた審査委員会を設置。15日の1回目の委員会では、参加表明書や技術提案書の評価基準など入札要件を決定する。2回目を5月中旬にも開催し、業者を複数に絞り込んだ後、7月中旬の3回目会合で受託者を決定する。